【そもそもミニマリストってなに?】モノを減らすだけじゃない“余白ある暮らし”の考え方

ミニマリストってよく聞くけど、実際どういう人?
ただモノが少ない人のこと?
と疑問に感じているのではないでしょうか。
SNSでは、白くてスッキリした部屋や、持ち物が極端に少ない人が紹介されています。
でも、それだけがミニマリズムの全てではありません。
「モノを減らすこと」ばかりに注目が集まり、本来の目的が見えづらくなっているのが今のミニマリズムです。
「テレビもソファも捨てるの?」「旅行もリュック1つで?」と、少し極端に感じてしまって、「自分には無理そう…」と距離を置いてしまう人も多いかもしれません。
ボクが考えるミニマリストとは、「自分にとって本当に大切なものだけを選び取って生きる人」です。
モノだけでなく、時間や人間関係、情報の取捨選択も見直して、自分らしい“ちょうどいい暮らし”を作っていく。
それが本質だと思っています。
ミニマリストは“モノを減らす人”ではない
たしかに、ミニマリストと聞くと「とにかく持ち物が少ない人」というイメージが強いですよね。
けれど本質は、「不要なものを手放し、本当に大切なものに集中する」という生き方そのもの。
例えばボクは、以前は10本以上のペンを筆箱に入れていました。でも実際によく使うのは1本だけ。
今は「お気に入りの1本」だけを持ち歩いています。それだけでカバンの中も気持ちもすっきり。
数の少なさではなく、「自分にとって必要かどうか」で選ぶことが、ミニマリストの視点です。
ミニマリズムが目指すのは“余白”のある暮らし
モノを減らすことで空間に余白が生まれます。
そしてその空間の余白は、時間や心の余白にもつながっていきます。
例えば、朝起きて部屋がスッキリしていると、それだけで気持ちが軽くなりませんか?
逆に、床にモノが散らかっていると、それだけで「やらなきゃ」が増えて疲れてしまう。
ボクは、寝る前に机の上を片づけてから寝るようにしています。それをすると朝の気分がまったく違うんです。
余白は「何もしない時間」や「ふとした思考の余裕」を生み出します。
情報・人間関係・予定も“ミニマル化”できる
ミニマリズムはモノだけでなく、見えない部分にも活かせます。
例えばスマホ。以前はSNSの通知が鳴るたびに反応して、1日中スマホに時間を奪われていました。
今は通知をオフにして、朝と夜の2回だけチェック。驚くほど集中力が戻ってきました。
また、付き合いで参加していた飲み会や、惰性で続けていたグループLINEも見直しました。
無理に関係を続けるのではなく、「今の自分にとって必要か」を基準に選ぶようにしています。
自分にとって「ちょうどいい」を知ることがゴール
ミニマリズムには「こうしなければならない」という正解はありません。
ある人にとっては服が10着、ある人には30着が心地よいということもあります。
ボク自身、試行錯誤の中で「靴は3足で十分」「仕事用の服は制服化がラク」と気付きました。
でも料理が好きな人にとっては、キッチン道具が多いことが幸せかもしれません。
それでいいんです。
大切なのは「人と比べること」ではなく、「自分にとってのちょうどいい」を知ること。
それがミニマリズムのゴールです。
ミニマリズムは、誰でも“少しずつ”取り入れられる
「ミニマリストになる=すべてを捨てる」と思われがちですが、そんな必要はありません。
まずは財布の中のレシートを捨てる。
バッグの中身を見直してみる。
スマホのホーム画面を1ページにまとめてみる。
こんな小さな一歩からでOKです。
実際、ボクも最初は「キッチンの引き出しを1つ整理する」ことから始めました。
すると、その快適さに気づいて、少しずつ他の場所にも広がっていきました。
まとめ
ミニマリストとは、「少ない持ち物で暮らす人」ではなく、「本当に必要なものを選び取って生きる人」
モノだけでなく、情報や人間関係、時間の使い方までを見直し、自分にとって心地よい余白を作ることが目的です。
無理して我慢することではなく、少しずつ“今の自分にちょうどいいする暮らし”を作っていくこと。
それが、ミニマリズムの本質であり、人生に余白をもたらす第一歩だとボクは思っています。